【カナダ・ブロック大学語学研修を振り返って】

　私共、引率教員２名と３０名の研修生が、北海高等学校に朝８：３０に集合
し、９：００バスにて新千歳空港へ向かったのは、２００７年３月１５日（木）の
ことでした。
    出発前、半年にわたり予備知識を蓄え、Ｂｒｏｃｋ大学側の担当者の方々と
もｅｍａｉｌ交換などで情報交換しながら備えた３週間にわたる研修旅行でした
が、何分、遥かかなたの異国・異文化で英語のみの生活を営むことで、生徒
は勿論、引率の私たちにも大きな期待と共に一抹の不安がありました。
    日付変更線をまたいで、出発日と同日の１５日、トロント・ピアソン空港に降
り立ちました。そこから一路、セントキャサリンズ市へ専用バスに揺られなが
ら到着したフォー･ポイント・シェラトン・ホテル、ブロック大学が目の前でした。
ホテルでの一夜が明けて、ホテルで昼食を終え、ブロック大学へ移動、学力
テストを皮切りに、いよいよ研修が始まりました。
    その後、月曜日から金曜日まで毎日、８：００から１４：００まで授業、放課後
は課外活動、土曜日は朝から夕方まで課外活動といったスケジュールが順
調に進みました。
    生徒は、８：００から授業のある時は、概ね５：３０起床、朝食後、バスを乗り
継いで登校しました。連日、ほとんど遅刻も無く、英語のみの授業に臨みまし
た。北海の授業と違うのは、授業が終わる毎に教室の移動があることで、広い
ブロック大構内を５，６分かけて移動して次の授業に備えることがほとんどでし
た。授業を担当する先生方は、６人中大半が英語圏出身の方々ですが、お１人
だけ九州宮崎県出身の日本人、Masayo Yoshii 先生がおられ、同郷のよしみ
で話題が共通し大変気が安まりました。先生達は、親切で丁寧な指導法で、
生徒達にとっては、難しいながらも楽しい授業となったと思います。
    放課後の課外活動は、Jackie さんを中心に担当スタッフの方々の細かい
配慮の許に、カナダの歴史、文化を学ぶ上で大変多彩で為になるものばかり
でした。特に、２度にわたり訪問したナイアガラの滝、トロント市内自主研修、
ハミルトン市内の古城、ダンダーンでの体験、その他筆舌に尽くせぬほどの
内容豊かな体験をさせていただきました。
    研修生たちにつきましては、普段の札幌での生活とは全く違った、困難な
環境の許、特に英語で意思伝達をしなければならない生活は、どれほど大変
なものであったかは、容易に想像できます。早朝の起床、自炊、バスを乗り継い
での登校、英語のみの授業、課外活動では英語のガイダンス、帰宅後は、ホ
ストファミリーとの生活等、忍耐と努力と挑戦の日々であったと思われます。
研修生と日々接する中で、生徒の戸惑いと驚き、そして感激が、至る所で伝わ
って参りました。そして、セントキャサリンズ市庁舎を訪問した際、市長からの
生徒達に対する絶大なるお褒めの言葉に、私共引率者は感無量でした。
    生徒達をこの研修にお送りいただいた保護者の皆様に、衷心より感謝致し
ます。誠にありがとうございました。
    以下、研修生たちの歩みを掲載させていただきました。ご高覧いただければ、
幸甚に存じます。


【参加生徒の筆記試験・面接】


２００６．９．１９（火）　　１５：４０～１６：２０（４０）　英語試験
１６：２０～１６：４０（２０）　志望動機筆記

２００６．９．２５（月）・２６（火）　１次試験通過者の面接